張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

いつものアレンジ解説その他

いまだに締め切りに追われていますが、今日は机から離れて移動時間が長いので、その間に。

 

家にいても常に仕事かまたはピアノの練習があるのでなかなか休まりません。

 

時々こうして遠出の仕事があると、道中でゆっくり出来るので嬉しいなーと思ったり。。。

 

 

4月24日は「再会」が放送されました。
こちらのアレンジについていつもの解説的なものを。

 

「再会」をアレンジすることになって、まず最初にしたことはネット検索…
こういう時代で時短が可能な世の中で有難いなと思いますが、とりあえず曲の時代背景、当時の状況、どんなふうにこの曲が流れていたのか、作曲家、作詞家の想いなどなど、調べられることは徹底的に時間の許す限りに調べてからイメージを作ってまとめていきます。

 

その中で「えっ?」と思ったのが、某ドラマのタイトルをたくさん見たこと。
どういうこっちゃ、と思って関連サイトに飛んだところ、クドカンさんの脚本ドラマの中でこの「再会」が劇中で流れたと。
ドラマ、最近見てないから全然知りませんでしたが、そんなふうに使われたりもする曲なのね、と思ったり。

 

というのもこの曲の歌詞の内容がとてもインパクトがあるからで、特に2番の「監獄の壁」なんてそれだけでずーーん…と何か重たいものを感じてしまいます。

 

しかし、主人公はまたいつの日か愛する人に会える日を信じているわけですが、それにしても切ない。

この世界観を洗足の合唱で、どう形にするか。。。

 

なんといっても皆さん若くてエネルギッシュで、明るいイメージがある合唱団なので、ここが一番の悩みどころでした。

 

じゃあちょっとだけ、原曲のイメージより若者なイメージ…なコードと、あとはどうしても女声がメインになる歌詞なので、せっかくの男声が常に裏方では勿体無いな〜というところから導いたのが、イントロと間奏の(出来る限り原曲を壊さない程度のどこかで聴いたことありそうでオリジナルだと分からない程度のありふれた)メロディーを作って当てはめることにしました。

 

それから、重たくなりそうな2番は女声ソロでピアノがオルゴール的なイメージで、なるべく軽く沈まないまま愛する人と共に過ごした過去を回想する間奏から3番へ盛り上げて、最後は切なく終わる、という形で落ち着きました。

 

久しぶりに、とても大変でした!笑

 

勝手な意見ですが、番組ももう5年目に入り、私が参加してからも3年。
今ではだいぶ各合唱団の個性、ピアニストさんの雰囲気や指揮者の先生とのコミュニケーションが取れてきたのもあって、この合唱団ならこういうアレンジ、という形が出来上がりつつあります。

 

私は性格的にもあまり冒険をするのが好きではなく、オーソドックスなものの方を好む傾向があるので、もし合唱団の雰囲気と原曲のイメージが違う曲を担当する事になった場合、この違和感をなんとか回避しようとする気持ちが強いです。

 

そんなわけで、この「再会」も洗足の皆さん前提で書いたアレンジなので、他の団体の演奏だったらこのようなアレンジにはなっていなかったかと思います。

私にとっても良い勉強になった一曲でした。

 

アレンジ解説は以上です。


5月20日の公開収録まで1ヶ月を切りましたが、今回は全団体という大所帯でのコンサート。
全員合唱とか、どうなってしまうのだろうか…
ステージに全員上がれるのかな、と勝手に心配していますが、当日のお楽しみにしておきましょう。

 

今回は忙しい時期に入ってからの発注だったので、残念ながら新曲アレンジは1曲のみですが、それでも一曲入魂で今回もコンサート用に熱い気持ちを込めてアレンジしましたので、会場で聴いて頂けたら嬉しいです!

 

次回の放送では2曲の新曲アレンジがあります。
また放送前か放送後にアレンジ解説をしたいと思います。