張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

4/10のアレンジ構成投稿

4曲分なのでだいぶ長くなりましたが、やっとまとまりましたので投稿します!

 

・女学生
原曲を初めて聴いて、メロディの上がり下がりに驚きました。私が歌が得意じゃないから余計だと思いますが、ずいぶん上がり下がりの激しい曲だなぁと。よくこんなにサラッと歌えるなぁ〜。
そして詞の内容は明るいのに旋律が短調
短調だととことん深刻な音楽にしたくなってしまう〜
という事で、1番は原曲通りに。
2番は少し自分の好きなように遊ばせてもらい。
3番はそのミックス。
のような形をとることにしました。

 

演奏は私の中高母校の洗足学園音楽大学コールファンタジアの皆さん。
洗足の担当になるとリハーサルから立ち会って、懐かしの母校の土地を踏みしめます。
なんでこんな言い方をしているかと言うと、洗足は私が中高を過ごしていた遠い昔から今の今でも構内の工事が終わっていません。
私は勝手に「川崎のサグラダファミリア」と呼んでいます。
工事をしていない学校を見たことがないくらい、常に何かを壊しては新しい建物が建っています。
もちろん、懐かしの学び舎はもう影も形もありません。
懐かしく感じる建物は残り少ないですが、この土地に来るだけで、やはり懐かしさを感じます。
時々お世話になった先生にもお会い出来ますし、6年間過ごした母校はやっぱり良いものです。

 

ちなみに、同じく洗足学園音楽大学コールファンタジアのアレンジをされている荻野先生は、私が中学生の頃から高校を卒業するまで、楽典の授業でかなり頻繁にお世話になっていました。

 

先生の楽典の授業はとても面白くて、まず先生の声が小さくて聞こえないのでいつも賑やかなクラスがシーンとします。
それからまじめにお話しするのかと思いきや、ダジャレを効かせた楽語の覚え方を伝授して下さり、今でもそのダジャレを思い出して楽語を書いたり読んだりしているのは私だけではないはず…

 

社会に出て学生時代にお世話になった先生と同じ現場で再会出来るのはとても嬉しいことですし、いまでも先生の中には学生だった私の姿が残っているんだろうな〜と思うことも。
いつも気にかけて下さって有り難い限りです!

 

ふるさとのはなしをしよう
ゲストコラボはあまり担当しない私ですが(直前の手直しがあったりと手書きでは対応出来ない事も稀にあるので)このときは自ら挙手!
洗足のコラボ曲は1曲でも担当したかったのと、打ち合わせのときに原曲を聴いて、ほのぼのした良い曲だなぁと思ったので。そして後日、ゲストさんピアニストがステッラの兵頭さんということが分かり、彼女のピアノを非常に信頼しているのでとても安心しました。

 

曲も3番まであったので、
1番はなるべく原曲に沿った形で。
2番は合唱から。
間奏でピアノとソプラノのソロで爽やかに。
3番はアカペラからさりげなくピアノが入ってくる形で。

という構成で仕上げてみました。

 

収録当日も終始にこやかに接して下さった北山たけしさん。
この曲もたっぷりと歌い上げて下さったのでこちらからの要望は何もありませんでした。
情景が浮かぶような演奏がとても素晴らしかったです。


・小さな日記
この曲、ついにお蔵入りになってしまったかと思っていました〜〜!
放送されて良かったです…!!

アレンジ構成としてはやはり、3番にいきなりドラマがやってくるので、ここで何をしたいかを先に決めてから3番に入る前、出だし、エンディングとの対比、そして4番の雰囲気、と一旦順番をばらして構成を考えました。

 

収録当日、オアシスのピアニストはいつも水野さんですが、この日は収録初の里見ゆかさん。
収録は一発撮りという過酷な状況の中で、この曲の雰囲気を見事な集中力で丁寧に表現して下さっていて感謝感謝でした!
またも若い素晴らしいピアニストさんとの出会い。
またチャンスがあれば弾きに来てもらえたら嬉しいなと思っています。

 

・マイラグジュアリーナイト
さてこちらですが、原曲を聴いてなかなかのパワフルな歌唱に「……お嬢様アレンジでいくか、それとも…」と悩みましたが、原曲重視の視聴者の方すみません、私はフェリスの皆さんにはお嬢様の雰囲気を壊さず(時としてそれもアリだけど)、美しいハーモニーで歌って欲しいので、やはりお嬢様要素多めでアレンジしました!

 

出だし、サビ、ピアノソロ、サビ繰り返し、エンディング、全て美しく優しく優雅に包み込むような雰囲気での「マイラグジュアリーナイト 」になりました。

 

いつも歌って下さる皆さん、それから今回初めて私のアレンジ曲を奏でてくれたピアニストの高木さん、そして指揮者の土屋先生が、私のアレンジに込めた想いを、どこをどうやって聴かせて欲しくて書いてあるのかをいつも感じとって形にして下さり、こんなに波長が、音楽の感性が合う人たちに出会えるのってほとんど奇跡だなぁ…としみじみ思いながら聴かせて頂きました。

 

大げさな話ではなく、素直にそう思ってしまうんです、毎回。
こういうことってハッキリ言って、書き手にとって滅多にあることではないです。
少なくとも、私は。

 

例えばいくら素晴らしいプロフィールをお持ちの、世間的に素晴らしいとされる演奏家の方に初演して頂く機会があったとしても、その方と書き手の感じ方が必ずしも合うとは限らないし、こちらも今までの経験から「まず合うことはない」と思っているところからのスタートだと、それが普通だと思っているので、合わないからといって悪い演奏だったという事では決してありません。

 

たぶん、書いた本人にしか分からない感覚なんだと思いますが、「あぁ分かってくれてるな」と思える演奏家の人に出会えることなんて滅多にないですし、もし出会えたとしたら一生離さない。そのくらいの確率ではないかと思います。
それが大人数での合唱ともなったら本当に奇跡に近いんじゃないかと思うくらいのことです。

 

フェリスの皆さんにこの番組を通して演奏して頂いたアレンジ曲は最初から今まで、私の中では1曲も、何も変えていない方法でアレンジしています。
次はもっとこうしよう、次はもっと違うことをしよう、なんて1曲も考えていませんし、これからも奇をてらうようなことはしないと思います。
私が番組で初めてアレンジを担当した1曲目の「夢で逢えたら」からずっと、私がフェリスのアレンジにしていることは毎回同じアプローチですが、それでも全部に応えて下さりいつも感動を頂けるなんて、本当に素晴らしいことです。

 

語りが止まらなくなりすみません…

熱くなったところで曲の解説は以上です!

 

 

次回の放送では洗足の皆さんに演奏して頂いた「再会」が放送予定です。
シリアスな曲なので、明るい気分で聴いて頂くわけにはいきませんが、合唱バージョンの「再会」を楽しみにして頂けたら嬉しいです。