張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

今日の放送感想と、今後についていま思うこと。

今日は担当アレンジ曲の放送はありませんでしたが、年に一度出演の武蔵野音大の皆さんの演奏がとても素晴らしかったので、当日生で聴けなかった楽曲も合わせて放送を堪能しました☆

 

 

この収録回ではスケジュールなどの都合もあり、ゲストの幸田浩子さんアレンジのみ、他各団体のアレンジの発注はありませんでした。

 

昨年は武蔵野の皆さんに1曲でしたが歌って頂けたので、少々残念ではありましたが、そのぶん一曲入魂で、担当曲に時間をかけて形にすることが出来たかなと思います。

 

担当アレンジは次回放送予定です!

 

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以下、ちょっとリアルな話…

私の現在のアレンジのレギュラー仕事はこの番組のお仕事のみ。
今は一切個人的なお仕事を引き受けていないので、発注が少ないと妙にゆったりと日々を過ごすことに。。。

 

自由な時間で身体を休めたり、趣味の時間を作れたり、弾くことや書くこと以外のことにも時間を費やせたので良かったと言えば良かったのですが…

 

番組のおかげで日々書くことに慣れてしまったこともあり、これまた贅沢にも

「アレンジ、書きたいんだけどーーー!!」

と猛烈に思ってしまいました…。

 

それと同時に、今後の身のあり方についても考える余裕があり、あれこれと考えを巡らせていました。

 


今まで自分がやってきた仕事。
学生の頃から続いているバレエピアニストの仕事。
受験生のソルフェージュレッスンの仕事。
ジャズの難しいソロパートや譜面のないアドリブを含むビッグバンドなどの採譜のお仕事。

 

そして学生生活を終えて、ひょんなことから音楽制作事務所に就職することになり、弾くことや書くことからは離れてひたすらコーディネーター業務に追われた5年間。

 

それから演奏活動を主としての活動が始まり、バイオリニストさんやサキソフォ二ストさんとのデュオ。
ボーカリストさんとのライブ活動。
そしてピアノソロで自作曲をCDにしてもらい、レコ発ライブをやったこと。などなど。

 

音楽漬けの学生生活を終えてから、様々な仕事に関わりましたが、正直言って今のアレンジのお仕事ほど、携わった方々に喜んでもらっている仕事はない、と思います。

 

テレビという媒体のおかげで沢山の方に届くから、ということもありますが、拙作アレンジを演奏して下さったこれからの将来が楽しみな若い音楽家の皆さんのみならず、指揮者の先生方やスタッフの皆さんにも毎回嬉しいお声かけをして頂き、もちろんそれが全てではない事は重々承知していますが、少なくとも私のアレンジを喜んでくれる方がいることを実感しています。

 

これだけ長く音楽に携わってきて、自分ではない誰かが喜んでくれる、というのは初めてのことです。

 

そして、お恥ずかしながらこの歳まで、
「自分のために音楽をしている」
という考えに1ミリも疑問をもったことがありませんでした。

 

誰のために?なんのために?
もちろん自分のためです。
自分が音楽を通して自分の心を表現したいから。
自分が音楽を通して人と出会い、コミュニケーションが取れる事が嬉しいから。

 

それだけで、ここまでやってきました。

 

 

指導者になって人に教えるのも性に合わない。
(自分が頑張った瞬間なんて、ほんの一部の期間だけで、人に指導できるほどのものではないし、ストレートに言ってしまいますが、人の成長に興味がないので教える立場なんて申し訳なくて私には出来ません)

 

ピアノの演奏も仕事として長年やっていますが、自分が演奏する理由がないとしっくりこない。
(そういう時点で自分は演奏家気質ではないのが明白です。ソリストのパートナーだったり、バレエのレッスンでの演奏、という理由がないと、ピアニストとしての自分をなかなか受け入れられないのです。理由は分かりません。なので、CDレコ発ライブ関連、これはちゃんとプロデュースして下さった恩人がいたので、その方のために頑張ると決めて臨んだものでした)

 

書く仕事に関して。
ダントツで好きです。
充実感も他と比べられないほど強く感じられます。
自分の居場所、という感じが強く、結局どんなに批判されてもめげないでいられる仕事。

 

不思議なのですが、演奏に関しても、教えに関しても、それほど批判はないんですよね。
その代わり、認められたり褒められるわけでもない。

 

しかし、書く仕事。アレンジに関して。
今までほとんど自分の演奏に関してだけしかアレンジをして来なかったので、共演者の皆さんに喜んでもらうことはあっても、番組に関わるまで聴き手の声が自分のところに届くことはありませんでした。

 

番組のおかげで本当にたくさんのご意見ご感想を頂くようになり、拙作アレンジに触れて喜んでくれた方の声も届くようになり、私の音楽活動で初めて、もしかしたらこれを自己満足で終わらせておくのではなく、人のためにやったほうが良いのではないかと、初めて思ったのがこの仕事です。


と、長々取り留めもなく思ったことを書き連ねてみましたが、今後の展開として、もっと沢山の合唱を愛する方々のところへ、自分のアレンジを届けたくなったのです。


今はまだその気持ちを自覚しただけで漠然としていますが、今まで出会った方々のちからを少しずつ借りながら、何年かかってもいずれ形にしたいと強く思っています。

 

私のアレンジ作品が誰かの人生を豊かに彩ることが出来たら、それを自分の生業に出来たら、自分がここまで音楽に時間を捧げてきた意味があったんじゃないか。

 

番組でアレンジを担当させてもらって得たことのひとつが、これからの自分の人生の目標として形になった気がしています。

まわり道しまくりましたが、目標なんて持ったことがなかった私がようやくここに辿り着いた、と実感しています。

 

「自分が出来ることで誰かの役に立ちたい」と、音楽をやっていて初めてこう思っている自分に驚いています。


年内から少しずつ、この気持ちをいろんな人に聞いてもらえるように、動き始めたいと思っています。