張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

2月7日2時間スペシャル感想と、「雪の降る街を」解説。

昨日の2時間スペシャルはどれもこれも名演奏、名アレンジで大満足の2時間でした!

 

僭越ながら、アレンジャーの目線での以下感想です。。。

 

初の試みだったJスコラーズの榎本先生がハルモニアアンサンブルのためにアレンジした「竹田の子守唄」。

幻想的で繊細な音使いが大変美しいハーモニーにピッタリと合っていて、収録現場でも心底感動しながら聴いていました。

 

また現場でスコアも見せて頂き、混声合唱における効果的な配置や、響かせ方を(勝手に)学ばせて頂きました。

 

余談ですが、日頃からJスコラーズのメンバーさんたちは榎本先生をお父さんのように慕っているんだなーと思う場面があったりして、微笑ましく思っているのですが、このアレンジの件がメンバーさんたちに分かった時、嫉妬しちゃってね、と榎本先生談。。。

 

私たちの先生なのに〜!!といったところでしょうか。。。?

なんて可愛らしい〜!!

ファミリーのような絆の深いJスコラーズの皆さん、ますます個人的にファンになってしまいました…☆

 

そして、番組アレンジャー田尻氏による「民謡メドレー」。

この曲に関しては打ち合わせでいろいろとあり、、、(割愛)。

田尻さんが書くことが決まったのですが、収録当日、あまりにも斬新な「民謡メドレー」だったのでビックリ!&大興奮してしまい、思わず録音してしばらく聴いて楽しんでしまいました。。。

 

テクノかダンスミュージックか、というようなリズムと(全然違ってたらすみません田尻さん)、民謡の融合なんてどうやったら思いつき、更に音楽として成立させられるのか、ワタクシには1ミリも分かりません…!

本当に凄いものを書くアレンジャーさんが同じ現場にいるんだなぁ〜と胸熱になりました…☆

 

更に「最近、北海道づいてるんですよー」と言っていたアレンジャー萩原氏による北海道シリーズ(勝手に命名)、「霧の摩周湖」と「小樽の人よ」の美しくも個性的なアレンジ。

いつも本当にさりげなく「はるこさんカラー」が散りばめられているアレンジに、最近では安心感すら覚えております。

はるこさんにしか使えない音の使い方があるのです。

本人に言ってみたところ、あまり自覚していないようでしたが、私はいつもその部分が好きで、勝手に「キタキタ〜〜!」と思っています♪

 

そして毎回そのセンスの良さにアレンジャー陣も興奮気味な佐々木氏による「津軽恋女」と、私が好きな1曲、「長崎から船に乗って」、そして特に素敵なアレンジだった「六本木ララバイ」。

彼女の素晴らしいところは、原曲の良さをなくさずに合唱にしたときにとても効果的なアレンジが出来ているところ。

これは恐らくセンスの問題だと思いますが、それが遺憾なく発揮されているなぁと感じるのがえりちゃんアレンジのメドレーもの。

(「メドレーの女王」と勝手に呼んでいます。)

「しつこくなく、あつかましくなく、派手なわけでもないけれどとにかく素敵」という、真似しようにも出来ない素敵なセンスが彼女の武器だと思っています☆

 

そしてそして、番組アレンジャーのリーダーである(本人はそのつもりがないらしいですがみんな頼りにしてます)井上氏。

どんなに忙しくても、どんなにギリギリな状態でも、アレンジに影響が出ることがなく、常に高い質でアレンジを提供出来るということには元専門コースの卒業生によるアンサンブルメンバーの大先輩であるワタクシが言うのもなんですが、職人としてホントに凄いなと。。。

(毎回言ってますがこれは本当に凄いことです。ブレない、というのがいかに難しいことであるか。私なんて感情が激しすぎて常にブレブレです…)

 

そのアンサンブルのクラスで一番小さくてみんなの影に隠れていた頃のいっぺいくんの面影は今はもう微塵もありません。

(いっぺいくん、なんてもう呼べませんっ)

今では立派な現場の先輩です。

 

昨日は「鎌倉物語」の綺麗なハーモニーの配置と、井上氏の十八番になっている関連ある別楽曲とのコラボが光っていました。

この十八番、スタッフさんたちもお気に入りのようで、今回は何がコラボしているのかと楽しみにしている方もいたりします♪

 

以上、アレンジャー目線の感想でした。

 

***

 

話は変わりまして。

前回の放送時はちょうど締め切り前で落ち着かず、何のコメントも出来なかった杜の音シンガーズの皆さんによる「雪の降る街を」の解説です。

 

この曲がアレンジ候補にあがっているのを見て、「あ、これエスパー魔美のお父さんとお母さんの馴れ初めの歌だ」と思って手がけることにしました。

(「ドラえもん」や「キテレツ大百科」よりも「パーマン」「エスパー魔美」派です。どうでもいい情報。)

 

1番から3番まで、特に注目したのが後半部分のメジャーコードになる部分。

「果たしてここを、素直にメジャーコードにしても良いものなのだろうか」

と、疑問をもちまして、自分なりの解釈で本当に必要だと自分が感じる音(響き)とは、なんだろう?としばらく鍵盤に向かい、技術的にも大変信頼している杜の音さんだということをふまえ、そのメジャーになる部分には変化をつけることを決めました。

 

さらに、そこから発生する間奏部分の持つ意味、これが重要な要素となって次へ次へと雰囲気を変えていくような流れにしてみよう。と思いました。

 

それに伴ってテンポも一定ではなく徐々に速く、自然と劇的になっていくような流れになりました。

 

歌詞との関連はありませんが、降り始めた雪がだんだん吹雪いていくようなイメージです。

 

当日の演奏を聴いて、プランがちゃんと違和感なく当てはまって、私が書いたものよりも更にグッとくるような素晴らしい演奏で杜の音シンガーズの皆さんが形にして下さり、非常に感動しました…!

 

名曲中の名曲をアレンジする場合、原曲通りのアレンジをするべきか、名曲だからこそ、この番組でしか、その団体でしか聴けないアレンジをするべきなのかいつも悩むところですが、この「雪の降る街を」のアレンジに関しては「杜の音シンガーズ版」として形にさせてもらいました。

 

解説は以上です。

 

ちなみに昨日は放送前ギリギリで納品完了しました。

が、また今週中にも次回分の発注があるとの連絡が。。。

 

しばらくアレンジに追われる日々になりそうですが、うまく息抜きしながら楽しんでアレンジ作業したいと思っています。