張替夏子の音楽ブログ。

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8月30日放送「日本名曲アルバム」感想♪

この日の放送では最後の最後に拙作アレンジ「君忘れじのブルース」が放送されました。

 

原曲の淡谷のり子さんの歌を聴いてまず、なんて音域が広いんだ…、と、これを合唱にするにはさてどうしよう。

というところで、まず調を決めるのにだいぶ悩み、更に曲の盛り上がりや終わり方、間奏までもがこの曲の持つ個性に溢れていたので、それらを崩すことなく、ハーモニーやオブリガードによってより深く詩の世界を表現出来ないだろうかと慎重に考えながら形にしました。

 

謡曲のアレンジで難しいと思うのは、低い音域にメロディがあるとき、高い音域を受け持つパートの役割です。

メロディが低音域から高音域に移動するとき、アルトからメゾを通りソプラノに受け渡せば良いと最初は思っていましたが、安易にそうしてしまうと今度はメロディではなくなる音に流れるパートがおかしくなる事が多々あります。(もちろん受け渡しがスムーズな曲もありますが)

 

その違和感がなるべくないように、更にメロディではない高音域を受け持つパートが不自然でないよう気をつけながら音を選びました。

(1曲を完成させるまでにもう何度も何度も頭の中や実際に演奏して練っていくので、慣れてしまう部分もあるのですが)

 

そして、2番でアルトからメゾ、メゾからソプラノにわざわざソロとして歌ってもらった理由は、淡谷のり子さんの音域の広さを敢えて露骨に出してみたかったからです。

本当に凄い!と思ったので。

有難いことに3名のソリストさんたちの素晴らしい歌声にも助けて頂き、今日の放送を聴いて改めてこの部分はソロでお願いして良かったなぁと思いました。

 

また最後の部分で歌詞が無くなるところ。

ほんの数小節ですが個人的にはここの雰囲気がめちゃくちゃに想像通りで最高に好みな部分で収録時、心の中でひとりガッツポーズでした。

オアシスの皆さんだからこそ表現できる、女声のみの音の深みが最高に出た部分かと。

 

原曲が自分好みだとどこまでも追求して考え抜いてしまうところが未だにあります。。。

 

また新たな収録で担当するアレンジ曲でも、自分好みの原曲と出会えると良いなぁと思います。

 

以下勝手な個人的感想です。

この回の収録スケジュールを頂いたとき、Jスコラーズの単独曲の中に「おもちゃのチャチャチャ」があったので、子供色の強いこの曲を、スコラーズの皆さんがどうやって演奏するんだろう??と内心とても驚きました。

 

が、演奏を聴いて大感動!!

榎本先生のアレンジがとても素晴らしく、Jスコラーズの「おもちゃのチャチャチャ」になってる〜〜!!

歌っているみんなが本当に楽しそう!

アレンジとにかく素晴らしい!!

合唱って、こうだよね!とあまりにも素敵だったので、わーわー騒ぎながら気がすむまでリピートしてしまいました…。

 

スコラーズというと、やはり今回の中では「お嫁サンバ」だったり、とにかくパワフルなエネルギーでの演奏、というイメージですが、今回の「おもちゃのチャチャチャ」はその雰囲気もありつつ、可愛らしさや大人っぽさ、歌の世界観を損なわない表現など、本当に素敵な演奏でした。

 

 

 

次週はお休みで、9月の最初の放送は2時間スペシャルとの事。

こちらアレンジャー陣は8月いっぱい収録自体はお休みでしたが、また9月からノンストップで収録に臨みます。

 

打ち合わせスケジュールも決まり、また宿題を頂いてくるので追われる日々が始まりますが(8月はドリームシンガーズ分がありましたが、制作期間は通常より長めにとって下さったので修羅場ではなかった)、どんな名曲と出会えるのか、今から楽しみです。