張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

今年もやってまいりました!

毎年恒例の6月頭のバレエの試験で、今年も新しいグレードの曲を弾きます、46曲くらい…

 

で、いつものグレードの曲数を合わせたら今年も200曲近く弾くことになるでしょう〜…(遠い目)

 

さてそろそろ机にばかり向かってないでピアニスト要素も入れていかなきゃ間に合わないぞ。(身体が)

 

今の状態で全部弾いたら確実に腕も腰も背中もぶっ壊れちゃうので、ここから地道にコツコツと、弾ける身体にしていきます。毎年のことですが。

 

昨日はアレンジの清書を最後まで終わらせてから、新しいグレードの楽譜と音源でアーティキュレーションのチェックから。

 

バレエのピアノはもちろん踊るための音楽なので、楽譜に書いてあることだけ守れば良いというものでもなく、また楽譜に書いてあるアーティキュレーションが必ずしも合っているとは限らない、という事に数年前に気づき、それが分かってからは楽譜の情報よりも音源重視(ただしこれはバレエピアノに限る)という事で、自分が譜面から受け取る情報よりも音源のアーティキュレーションを譜面に書き込んだ方が、より踊りのための演奏に近くなる事が分かったので、まずはそこからが私の第一歩になります。(長い)

 

この作業をしていると思い出すのは、大学のときのソルフェージュの授業で、アーティキュレーションを譜面に書き込む課題がありました。


(多分授業だったと思うけど、もしかしたら浪人中についてたソルフェージュの先生のレッスンだったかも…。もう20数年前の事なのでうろ覚えです…)

 

譜面には音だけ、または全然違うアーティキュレーションが書いてあって、聴音と同じように音源、または先生の演奏を聴きます。

譜面にスラーやスタッカート、強弱を書き込むのですが、聴いて音を書くのと感覚が違って、慣れるまではすごく大変でした。


でも間違い探しみたいで面白かったけど。

 

こういうときに、あ、役に立ってるな〜と思いますが、一番は音源通りのアーティキュレーションを譜面に正しく書き込んで出版して欲しいなぁと思ったり…
まあ不備があることに対しての文句なんですが。。。

 

それにしても音源を聴いて思うこと。

バレエピアニストさんの演奏って、独特なリズムの取り方などはもちろんだけど、小技が効いてて凄い!と思います。

なーーんでそんなの軽々と弾けるのー??と思うようなレンジの広さや重音の取り方。
練習したって難しいでしょー!というような独特な音の並びのパッセージを難なく弾いていて、もうヤバイです…

ホントに素晴らしい…!

 

かなり弾きこまないと弾けない曲もいくつかあることが分かったので(もう自分の苦手な分野は弾かなくても分かる…)、通常レッスンで慣れていきながら、本番に向けて生徒さんと一緒の気持ちで私も試験に向けて今年もピアニスト業、頑張ります!

4/10のアレンジ構成投稿

4曲分なのでだいぶ長くなりましたが、やっとまとまりましたので投稿します!

 

・女学生
原曲を初めて聴いて、メロディの上がり下がりに驚きました。私が歌が得意じゃないから余計だと思いますが、ずいぶん上がり下がりの激しい曲だなぁと。よくこんなにサラッと歌えるなぁ〜。
そして詞の内容は明るいのに旋律が短調
短調だととことん深刻な音楽にしたくなってしまう〜
という事で、1番は原曲通りに。
2番は少し自分の好きなように遊ばせてもらい。
3番はそのミックス。
のような形をとることにしました。

 

演奏は私の中高母校の洗足学園音楽大学コールファンタジアの皆さん。
洗足の担当になるとリハーサルから立ち会って、懐かしの母校の土地を踏みしめます。
なんでこんな言い方をしているかと言うと、洗足は私が中高を過ごしていた遠い昔から今の今でも構内の工事が終わっていません。
私は勝手に「川崎のサグラダファミリア」と呼んでいます。
工事をしていない学校を見たことがないくらい、常に何かを壊しては新しい建物が建っています。
もちろん、懐かしの学び舎はもう影も形もありません。
懐かしく感じる建物は残り少ないですが、この土地に来るだけで、やはり懐かしさを感じます。
時々お世話になった先生にもお会い出来ますし、6年間過ごした母校はやっぱり良いものです。

 

ちなみに、同じく洗足学園音楽大学コールファンタジアのアレンジをされている荻野先生は、私が中学生の頃から高校を卒業するまで、楽典の授業でかなり頻繁にお世話になっていました。

 

先生の楽典の授業はとても面白くて、まず先生の声が小さくて聞こえないのでいつも賑やかなクラスがシーンとします。
それからまじめにお話しするのかと思いきや、ダジャレを効かせた楽語の覚え方を伝授して下さり、今でもそのダジャレを思い出して楽語を書いたり読んだりしているのは私だけではないはず…

 

社会に出て学生時代にお世話になった先生と同じ現場で再会出来るのはとても嬉しいことですし、いまでも先生の中には学生だった私の姿が残っているんだろうな〜と思うことも。
いつも気にかけて下さって有り難い限りです!

 

ふるさとのはなしをしよう
ゲストコラボはあまり担当しない私ですが(直前の手直しがあったりと手書きでは対応出来ない事も稀にあるので)このときは自ら挙手!
洗足のコラボ曲は1曲でも担当したかったのと、打ち合わせのときに原曲を聴いて、ほのぼのした良い曲だなぁと思ったので。そして後日、ゲストさんピアニストがステッラの兵頭さんということが分かり、彼女のピアノを非常に信頼しているのでとても安心しました。

 

曲も3番まであったので、
1番はなるべく原曲に沿った形で。
2番は合唱から。
間奏でピアノとソプラノのソロで爽やかに。
3番はアカペラからさりげなくピアノが入ってくる形で。

という構成で仕上げてみました。

 

収録当日も終始にこやかに接して下さった北山たけしさん。
この曲もたっぷりと歌い上げて下さったのでこちらからの要望は何もありませんでした。
情景が浮かぶような演奏がとても素晴らしかったです。


・小さな日記
この曲、ついにお蔵入りになってしまったかと思っていました〜〜!
放送されて良かったです…!!

アレンジ構成としてはやはり、3番にいきなりドラマがやってくるので、ここで何をしたいかを先に決めてから3番に入る前、出だし、エンディングとの対比、そして4番の雰囲気、と一旦順番をばらして構成を考えました。

 

収録当日、オアシスのピアニストはいつも水野さんですが、この日は収録初の里見ゆかさん。
収録は一発撮りという過酷な状況の中で、この曲の雰囲気を見事な集中力で丁寧に表現して下さっていて感謝感謝でした!
またも若い素晴らしいピアニストさんとの出会い。
またチャンスがあれば弾きに来てもらえたら嬉しいなと思っています。

 

・マイラグジュアリーナイト
さてこちらですが、原曲を聴いてなかなかのパワフルな歌唱に「……お嬢様アレンジでいくか、それとも…」と悩みましたが、原曲重視の視聴者の方すみません、私はフェリスの皆さんにはお嬢様の雰囲気を壊さず(時としてそれもアリだけど)、美しいハーモニーで歌って欲しいので、やはりお嬢様要素多めでアレンジしました!

 

出だし、サビ、ピアノソロ、サビ繰り返し、エンディング、全て美しく優しく優雅に包み込むような雰囲気での「マイラグジュアリーナイト 」になりました。

 

いつも歌って下さる皆さん、それから今回初めて私のアレンジ曲を奏でてくれたピアニストの高木さん、そして指揮者の土屋先生が、私のアレンジに込めた想いを、どこをどうやって聴かせて欲しくて書いてあるのかをいつも感じとって形にして下さり、こんなに波長が、音楽の感性が合う人たちに出会えるのってほとんど奇跡だなぁ…としみじみ思いながら聴かせて頂きました。

 

大げさな話ではなく、素直にそう思ってしまうんです、毎回。
こういうことってハッキリ言って、書き手にとって滅多にあることではないです。
少なくとも、私は。

 

例えばいくら素晴らしいプロフィールをお持ちの、世間的に素晴らしいとされる演奏家の方に初演して頂く機会があったとしても、その方と書き手の感じ方が必ずしも合うとは限らないし、こちらも今までの経験から「まず合うことはない」と思っているところからのスタートだと、それが普通だと思っているので、合わないからといって悪い演奏だったという事では決してありません。

 

たぶん、書いた本人にしか分からない感覚なんだと思いますが、「あぁ分かってくれてるな」と思える演奏家の人に出会えることなんて滅多にないですし、もし出会えたとしたら一生離さない。そのくらいの確率ではないかと思います。
それが大人数での合唱ともなったら本当に奇跡に近いんじゃないかと思うくらいのことです。

 

フェリスの皆さんにこの番組を通して演奏して頂いたアレンジ曲は最初から今まで、私の中では1曲も、何も変えていない方法でアレンジしています。
次はもっとこうしよう、次はもっと違うことをしよう、なんて1曲も考えていませんし、これからも奇をてらうようなことはしないと思います。
私が番組で初めてアレンジを担当した1曲目の「夢で逢えたら」からずっと、私がフェリスのアレンジにしていることは毎回同じアプローチですが、それでも全部に応えて下さりいつも感動を頂けるなんて、本当に素晴らしいことです。

 

語りが止まらなくなりすみません…

熱くなったところで曲の解説は以上です!

 

 

次回の放送では洗足の皆さんに演奏して頂いた「再会」が放送予定です。
シリアスな曲なので、明るい気分で聴いて頂くわけにはいきませんが、合唱バージョンの「再会」を楽しみにして頂けたら嬉しいです。

今日は2時間スペシャル!

日本名曲アルバム2時間スペシャル!

 

拙作アレンジは、

♪「女学生」(洗足学園音楽大学コールファンタジア)

 

♪「ふるさとのはなしをしよう」(北山たけしさんとコールファンタジアのコラボ)

 

♪「小さな日記」(アンサンブルオアシス)

 

♪「マイラグジュアリーナイト」(フェリスフラウエンコーア)

 

の4曲です!

 

いつものように解説を載せたいところなのですが、し、締め切りが〜〜!!

 

ちょこちょこと体調を崩してしまい、書ける日が少なくなってしまっているので、結構焦ってます!

 

解説、少しお待たせしてしまいますが、今日の放送を楽しんで頂けたら嬉しいです☆

どうぞよろしくお願い致します!

明日の2時間スペシャルフライング。

*注*

アレンジの内容に関するフライングですのでご注意ください。

 

 

 

明日3/6の放送では
杜の音シンガーズ「東京砂漠」、
フェリスフラウエンコーア「さよならの夏」、
昭和音楽大学室内合唱団「贈る言葉」、

OTTO GIGLI「明日はお立ちか」

(拙作アレンジ放送順)


の四曲が放送になる予定です。

 

杜の音シンガーズ「東京砂漠」のアレンジですが、久々の難産でした〜…

 

というのも、サビの繰り返しでフェードアウトの原曲だったので、これ、どうやって終わらせよう…と悩みまくりつつも途中まではプラン通りに書き進められたのですが、やはり終わり方が…。

なんかしっくりこない…。

 

数パターン作って携帯に録音し、数時間経って聴き直し…
それでもピンとこなくて1日置いて聴き直し…

 

とやっていたらわけがわからなくなり、最終的には一度テンポを落としてまたa tempo、そして力強くエンディングに向かう、という形を選びました。

(でも最後はダーーン……)

 

収録で実際の演奏を聴いた最初の感想。
ずいぶんカッコいい…
私の書いたものと思えない…

 

杜の音さんのおかげで、もう終始ため息ものの「東京砂漠」に仕上げて頂きました。


収録時に携帯に録音したのを何度も聴いては痺れてます…。
難産だったのもあったからホント嬉しいです…。

 

で、明日はこの曲が放送1曲目ということにもちょっとビックリしています。

 

しっとりなイントロで始まり、私の好きな杜の音コード(勝手に命名)でダーーン…とシリアスに終わるので。
(今までの杜の音さん担当曲もこのコードで終わるアレンジがやたら多いです。なぜか私の杜の音さんたちのイメージとして定着したのです)

 

この曲から始まる2時間スペシャルがどんな雰囲気になるのか楽しみです。

 


そしてフェリスフラウエンコーアの「さよならの夏」。


こちらは原曲が素敵だったのでほぼ原曲通りです。
それでもいつものお嬢様方程式に添って、フェリスの美しいハーモニーが存分に堪能出来る音域、音の重なりを選んで書きました。

 

2番ではサビで盛り上がり(広がり)が欲しかったので、対比として最初はソロで考えていたのですが、ちょっと寂しすぎちゃうかな?と考え直してデュオに書き直しました。

 

収録当日、このデュオの部分を歌ってくれたお二人がこの曲の雰囲気にとても合っていて、聴いていてジーンとしました。


その後からすぐに全員のサビで盛り上がるので、余計泣きそうに…。


アレンジしたのは自分なので地図を知っているはずなのに、こうして演奏で形にしてもらうと想像の何倍もの感動になって返ってくる瞬間が、いわゆる「報われる」ときなんだなぁ…としみじみ思いました。

 

放送で聴いて私ももう一度癒されたい1曲です。

 


三曲目は「贈る言葉」。


アレンジの打ち合わせで最初は自分の中の候補曲には入れていなかったのですが、誰もが知ってる名曲を担当するときにはイメージを裏切ることのできないプレッシャーもありますが、その反面、出来上がりが嬉しかったりもするので、1回は担当しておこうと決めて挙手しました。

 

どこを取っても誰もが知っているメロディーなのでメリハリをつけるために、どこかにソロを入れて音大生ならではのアレンジにしよう、と思いサビ前をソロにしました。

 

1番はバスソロからテノールソロ、2番はアルトソロからソプラノソロ、3番はその部分を全員で歌ってもらったので個人的にはグッときましたし、またこの曲が昭和の皆さんの雰囲気ととてもよく合っていたのでベストマッチで賞、でした!(勝手に。)

 

しかも、暗譜で演奏です!


ありがたやありがたや…。

 

四曲目のOTTO GIGLI「明日はお立ちか」は、まず歌詞の内容から調べるところから始まり、そのあとには音楽的なプランを立てました。

私の中で定番といえば定番なのですが、1番〜3番まですべて違う調で、詞の内容もその音楽プランからは外れていなかったので、3番で盛り上がるアレンジにしてみました。

 

ハーモニーも私の好きな音を選んで、曲自体はシンプルですが聴きながら情景が浮かぶような、切ない気持ちを込められるような雰囲気を心がけました。

 

オットジーリの皆さんにアレンジした初めての1曲。

これからも手掛けていけたら嬉しいなと思います♪

 

 

四曲どれも全く違う雰囲気の曲なので、楽しんで聴いて頂けたら幸いです。

以上、放送前フライング解説でした!

3月3日

今日はひな祭り。

 

と同時に3月3日は「耳の日」でもあります。

 

私がまだ前のお仕事(ミュージシャンコーディネーター)をしていたときに外傷性音響難聴になった話を過去のブログに残しています。

 

楽家の命ともいえる耳。

 

楽家でなくとも耳は一生もの。
自分で守らなくてはなりませぬ。。。

 

お時間のあるときにぜひ一度、読んでもらえたら嬉しいです。


「私が難聴になったときの話をします」
http://duoreunion.blog103.fc2.com/blog-entry-240.html?sp

 

「私が難聴になったときの話1」
http://duoreunion.blog103.fc2.com/blog-entry-241.html?sp

 

「私が難聴になったときの話2」
http://duoreunion.blog103.fc2.com/blog-entry-242.html?sp

 

「私が難聴になったときの話3」
http://duoreunion.blog103.fc2.com/blog-entry-243.html?sp

 

「私が難聴になったときの話まとめ」
http://duoreunion.blog103.fc2.com/blog-entry-244.html?sp

本日の放送♪

放送前投稿です。

 

本日の放送ではフェリスフラウエンコーアの皆さんの演奏で「黄昏のビギン」をアレンジしています。

 

原曲は聴いたことがあったので、どうアレンジしようかなーと考察。

 

最初からビギンリズムを取り入れるよりも、出だしはこのメロディーラインから受け取る夢のような揺蕩うようなイメージでアレンジしました。

 

間奏から徐々にビギンリズムを感じられるようにと書き進めましたが、演奏がフェリスの皆さんなので。

美しく麗しいお嬢様たちに元気なビギンではなく、やはりイメージを裏切らない優しいビギン(そんなんあるんかな?)でまとめてみました。

 

聴いて頂けたら嬉しいです☆

 

今日の放送のラインナップは、収録当日スタジオで聴いていても楽しくなるような明るい曲、元気をもらえる曲がたくさん♪

 

杜の音さんたちのパフォーマンスも素晴らしかったですし、フェリスの皆さんの癒される歌声もステキでした。

 

放送時間帯はちょうど次回収録のリハーサルに立ち会う予定なので、リアルタイムでは聴けないのが残念ですが、帰宅したらゆっくり楽しみたいと思います!

音符書きの私が文章を書くことについて 2

前回の続きです。
ちょっと長くなったので一旦区切りました。

以下、後編です。

 

 

***

 

 

しかし、音符を書くことはかれこれ何十年と勉強してきましたので間違った譜面を書くことは少ないですが、文章に関しては単に本を読むのが好きなくらいで真剣に勉強をしたことはありません。

 

そんな私がブログを書いていることについて、以前ちょっとビックリするような言葉を投げかけられたことがあり、その人は悪気があって言ったわけではないと思いたいのですが、

「あなたが文章を書く練習をしているレベルなのをこっちが読まされてるなんて気分悪い」

と言われてしまい…、まあ私もその人を信用してペラペラと言わなくても良い事を話してしまったのが悪いのですが。。。

 

以前のブログではコラムのような音楽小話を載せていたのですが、そういう考えもあるのか、と、自由なお題で文章を書く気力があまりなくなってしまい(面倒な事になるのは避けたかったので)こちらではなるべく番組の感想だけに留めていました。

 

でも、ブログを書くことは誰かに頼まれたわけではなく私が自分で勝手に始めたことだし、今回のように番組の感想以外のことを書きたくなって書くのは私の自由。

 

それにもしブログで発信することが自分の音楽活動のマイナスになってるなと感じることがあれば、これは仕事ではないのでサッと辞めるつもりです。

 

それでも少しでもこの場を借りて番組をご覧の視聴者の皆さんや、拙作アレンジを演奏して下さった演奏家の皆さんに、私が何を考え何を感じてアレンジしたのかをなかなか直接言うチャンスはないので、公開して伝えられたらという想いから自分の考えや感じたことをこうして文章に残すことを続けたいなと思っています。

 

 

***

 

 

余談ですが、学生時代に師匠から言われた言葉で、


「あなたはきっと10分でも、15分でも長い曲を書けるでしょう。でも、本当に必要な音、必要な構成を考えて短く簡潔にまとめることは今のあなたには出来ない」

 

というこの言葉がずっと心に引っかかっていて、卒業して仕事を始め、仕事を辞めたあとに発売することになったピアノソロのCDはこの言葉と真逆の、
「本当に必要な音だけで作った簡潔な音楽」
が収録されています。

 

(トータル24曲を1曲として通すと約1時間になるので、そう考えるとうーん、どうだろうという気もしますが…笑)

 

そんなわけで、今は伝えたい気持ちがありすぎるのか、どうしても長い文章になってしまいますが、いつか本当に必要な言葉だけで、簡潔に相手に伝えることが出来るようになるのかも…

 

 

***

 

 

こうして具体的に書いていくと、人から受ける言葉の影響力ってすごいなぁと思います。

 

目標に向かって積極的に自ら道を切り開いていくタイプではないのは重々承知しているのですが、行動するきっかけになる、道を選ぶきっかけになるのは他人から言われた言葉(それもあまり嬉しい言葉ではない)で、それに対して自分がどう思うか、どうしたいかを考えて選択して…、という事を通して、少しずつですが偏った考えや見方を変えることが出来てきているのかな、と。

 

基本的には偏っているんですよね、私の視点は。
でもそれを正してくれる尊敬に値する人が現れて、こういう考えもあるよ、こうしたら楽だよ、とちょっとでも人とスムーズに関われる私になれるように気づかせてくれる。

 

そんな事も思いました。

 

 

***

 

 

それから、言葉足らずで誤解のないよう補足しておきます。


書き手として書いたものには責任があるということから譜面に書いたことは最低限理解して演奏して欲しいと思うわけで、演奏家がその曲から受け取る様々な想いを無視してまで書いてある通りに演奏してくれ、と訴えているわけではありません。

 

ただ、楽譜が世に出る前の、その作品が初めて聴き手に届く「初演」に関しては作曲者は演奏者と一緒により良いものに作り上げる責任があると思います。

 

そのためには作曲者は初演してくれる演奏者に寄り添う心が大切で、演奏者はその曲を作った作曲者に寄り添う心が大切。

 

実際初演までのプロセスの中で、演奏者のアドバイスを作品に活かすことは普通にありますし、例えば演奏者からのアドバイスが作品の方向性として受け入れられない場合はしっかり話し合って最善策を取ったりします。

 

お互い役割が違うからこそ、尊敬しあう、リスペクトしあう気持ちがなければ、初演は成功しないのだと常に思います。

 

この答えのない問題、どう思うかと聞かれることがたまにあるので、この機会に「今の」私の考えを述べてみました。

 


では、最後に…

取り留めのない文章になってしまいましたが、この記事を書くきっかけを与えて下さり本当にありがとうございました。