張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

スペシャルコンサート2019

今日は3月3日に行われた公開収録前編の放送日でした。

 

拙作アレンジ、新曲は

「春よ、来い」(フェリスフラウエンコーア)

 

再演は

「心の瞳」(フェリスフラウエンコーア)

「夜明けの歌」(杜の音シンガーズ)

「ブルースカイブルー」(Jスコラーズ)

 

でした。

 

新作アレンジについて、ネタバレ…

 

と思いましたが、、、

 

原曲の要素をお嬢様方程式にアレンジ。

フェイドアウトの曲なので、原曲要素のエンディングを付け足しました!

 

…で、ネタバレ終。。。

 

と、これだけではつまらないので、もう少し裏話など。

 

・今回の公開収録の新曲打ち合わせに出席した際に、なぜか話の流れで「フェリスのコンサートを聴きに行ったときに心の瞳を指揮の西先生と土屋先生がそれぞれ1番と2番の最初のところをソロで歌っていて、それがなんかすごくファミリーっぽくてあったかくて良かったんですよね〜感動しましたー」と言ったところ、周りにいたスタッフさんたちが、それいい!採用!土屋先生にぜひ歌っていただこう!と盛り上がり、土屋先生からもOKを頂き、歌って頂く事になったのでした。

土屋先生の歌声がホール全体に響き渡りましたね。

聴けて嬉しかったです♪

 

・その打ち合わせ時に「春よ、来い」をフェリスに!ぜひ!と推したスタッフさんの思い入れをしかと受け止めてアレンジに取り掛かり、「ここだよ!ここ!これをフェリスで聴いてみたいんだよ!」と熱く語っていたのでその熱さをしかと受け止めて書いた結果、そこで転調させてよりインパクトを持たせるという方法を取り、お嬢様たちにハンパない緊張感を与え、収録当日のリハーサルで隣で聴いていたアレンジャーの佐々木さんに、「ナツコさん…、この転調…」と言われたので「うん、鬼だよね」と呟くと、後ろにいた杜の音の指揮者、横山さんとピアニストの追川くんの苦笑が…。

でも、そんな難しいところを難しくなんて全然聴かせない演奏!完璧です!さすがでした!

 

***

 

フェリスのアレンジをこれまでも何曲も書かせてもらいましたが、いつも思うことは、私がこうしよう、こう書こうと思う前に、彼女たちのサウンドを想像すると自然と書く内容が定まってくるんですよね。

 

必要不可欠なオブリガードとか、必要不可欠なハーモニー。

こう鳴ったら絶対美しいだろうピアノの掛け合いのフレーズとかコード進行が、無理に捻り出さなくても頭の中で想像するだけでフラウエンコーア版が出来上がるという。。。

 

何年も携わった結果、というところもあるかも知れませんが、でもやっぱりフェリスに初めてアレンジした一曲目の「夢で逢えたら」から、私のフェリスへのアレンジの方向性というのは、最初から何も変わってないんだよな、と思うんです。

 

そうさせるフェリスフラウエンコーアのサウンドって、書き手にとって本当に有り難い存在で、滅多にない出会いだと思っています。

 

この番組を通じてフェリスの皆さんと出会えて、今までずっと弾き手だった私を書き手として認めてくれて、いつも私が書いた譜面の細部にまで心を込めて演奏してくれて、感謝の想い一杯で当日の演奏を聴かせてもらいました。

みんなの気持ちを、全身で受け止めました!

 

こういう瞬間があるから、音楽を続けています。

この日の演奏は、私の記憶にある数少ない「音楽を続けるモチベーション」のひとつとなりました。

CDのご案内(2012年発売)

2年間の浪人生活の末、念願の大学で作曲の勉強をし、更に2年間大学の研究科を修了した後、ミュージシャンコーディネーターとして音楽制作会社に就職しました。

 

自分が作ったり弾いたり、ではありません。

 

イチ社員として数々のテレビアニメやドラマの劇伴、ゲーム音楽、CM音楽、歌ものの録音にミュージシャンコーディネーターとして携わりました。

 

音楽が形になる瞬間に立ち会えたり、鳥肌が止まらないほどのパフォーマンスが目の前で行われたりと素晴らしい体験が出来た反面、視聴者側にいれば知らなくても良いことを知ってしまったり、そういう事があるのはどんな業界でも当然の事ではありますが、苦しいなぁと思う経験をしてしまったのも事実でした。

 

当たり前ですがどんな仕事だって楽しいだけじゃない。

ましてタクシーの止め方も知らず都会に近いところに住んでいながら六本木ヒルズも知らなかった世間知らずがいきなり音楽業界に飛び込んで無傷でいられるわけがない。

 

椅子に座っていただけでめちゃくちゃに怒られた経験をしたのも初めてでした(笑)

 

しかしそんな事があっても、なぜ怒られたのかを考え、次からは相手をイライラさせないよう(現場全体の雰囲気が悪くなるので)連絡が入ってきたかのように振る舞いました。

必要があれば納得がいかなくても自分が率先して謝りました。

 

そして子供の頃からなのでそういう性分なんだと自覚していますが、基本的にクヨクヨしたりへこたれる事があまりありません。

 

どちらかというと、怒りになり奮起するタイプです。

 

 

態度にあまり現れないらしいのでこうして言葉にしないと伝わらないようですが、深く傷つく事があってもだいたいにおいて悲しむのではなく怒りになっています。

 

しかし、その怒りや憤りが行動の原動力、自分で考えるチカラになっているんじゃないかと感じています。

 

音楽を作ることや奏でることから離れた自分が感じた様々な感情を音にしたのが退社して3年後の2012年に発売されたCD「私のコンパス」に収録されています。

 

*CD「私のコンパス」紹介ページ

http://www.jah.ne.jp/~sistema/catalog4.html

 

*CD「私のコンパス」通販ページ

http://www.jah.ne.jp/~sistema/mailorder.html#ORDER

 

 

テレビを通してアレンジャーとしての活動を知って下さり、私の音楽に興味を持って下さった方々にぜひ聴いて頂きたいです。

 

人間には様々な側面があります。

自分の角度から見えている側面とは違う側面があり、それを面白いと感じるか裏切られたと感じるか。

その裏切りでさえ面白いと思ってもらえるCDになっていると思っています。

 

番組のアレンジで定着したイメージとは真逆の音楽です。

 

ぜひお手にとって頂けたら幸いです。

 

以上、宣伝でした。

今日の放送感想

ドリームシンガーズコンサート、放送を拝見、拝聴しました…

行かれなかったのが悔やまれました…

 


当日の私の担当アレンジ曲は、今日の放送にはありませんでしたが再演で「サウンドオブミュージックメドレー」と、全員合唱の「この広い野原いっぱい」でした。

 


最後の最後で素敵に演奏して下さっていた様子が垣間見れたので嬉しかったです。

会場からも歌声が…

その場にいたかった〜〜。。。

 


来年のドリームシンガーズはどんな発展があるのか、今から楽しみです☆

ドリームシンガーズコンサート

今年も素晴らしいコンサートだったようですね!

はい…

昨年に引き続き…

体調不良で聴きに行かれませんでしたっっ


ガックリ……


猛暑の夏、ずっと元気に過ごしていたので何の心配もしていなかったのですが、コンサート前日の朝に突然の高熱。。。

 

前触れも何もなく熱が出るのは珍しいので、何の熱?何で熱??と思いつつ、インフルエンザのときのように関節痛も伴って非常に辛い。

 

よりにもよって、何でこんなときに〜!

と安静にしていましたが、熱は下がらず。

 

とても外出出来る体調ではなかったので、各所欠席の連絡をしました…涙。

 

年に一度のドリームシンガーズなのに。

 

昨年もちょうど退院したばかりで行かれなかったので今年こそ!と思っていたのに残念すぎました。。。

 

聴きに行かれた皆さま、今年の公演はいかがでしたか?

ぜひ感想を聞かせて頂けたら嬉しいです☆

 

***


今月も引き続きアレンジのご依頼、レッスンのご依頼、お引き受けしております!

 

お問い合わせ先:choconatsu2112☆i.softbank.jp

 

☆は@に変えて下さい。

 

ご連絡頂けましたら詳細を追ってお送り致します。

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい♪

閲覧数桁違い

前回投稿した2時間スペシャルフライング投稿をたくさんの方に読んでもらえたようで、その閲覧数にとても驚きました!

 

番組をご存知なかった方や、西城秀樹さん、島津亜矢さんのファンの方などなど、たくさんの方に訪問して頂けてとても嬉しかったです!

 

少しでも番組に貢献出来たらという想いで綴ってきたこのブログですが、閲覧数が桁違いだったことから、西城秀樹さんファンや島津亜矢さんファンの方々の愛や繋がりをひしひしと感じました。

 

放送音楽に携わる仕事をするときには、まず自分の見えない場所で聴いてくれる人がいること、聴いている人がそれぞれにその曲にまつわる想い出やエピソードがあること(この番組に関しては特に)、そのことを忘れずにアレンジャーの立場として番組に貢献する、ということをこの番組で約3年間かけて学ばせて頂きました。

 

今回の2時間スペシャルではまさにそのことを、このブログによって改めて教えてもらいました。

明日は2時間スペシャルです。

明日の2時間スペシャル。
アレンジ新曲放送あります!

 

やさしさに包まれたなら(コールステッラ)
♪北の漁場(島津亜矢さんとJスコラーズ)
♪ブルースカイブルー(Jスコラーズ)


先日、番組のナレーターさんから、直接メールで「ブルースカイブルー」の感想が届きました…。

 

しばらく秀樹ロスだったナレーターさん。
今回のJスコラーズ版「ブルースカイブルー」を聴いて感動したとのことで、、、
番組を愛するスタッフさんから思いがけず感想を届けて頂けて、有難すぎて泣けました。。。

 

収録当日は私もJスコラーズの皆さんの熱演に、感動でスタジオでずっとウルウルしていました。

帰りがけにJスコラーズのメンバーさんが、
「今日もステキなアレンジありがとうございました!」
とお声かけしてくれたので、
「私は何もしてないです、原曲を壊さないようにしただけで!皆さんの演奏のおかげです!」
と言うと、
(秀樹ロスの秀樹ファンの方々にガッカリされないよう原曲尊重の方向性で書いたので特別なことは何もしていない…)
「いや、アレンジのおかげです!」
「いえ、演奏のおかげです!」
みたいなやりとりに…

 

アレンジのネタバレをすると、この曲はフェードアウトで終わるので、エンディングをどうするか自分で決めたことと、2つのメロディーが同時に奏でられるので、その部分をどう合唱で配置するか悩んだこと。

アレンジャーとして頭を悩ませたのはそのくらいだったのですが、演奏者の方やスタッフさんに受け入れてもらえて感謝感謝でした♪


そして、番組2回目の登場、島津亜矢さん!


前回番組で「感謝状〜母へのメッセージ〜」のアレンジを担当させて頂きましたが、その後、島津さんのステージを聴きに行ったり、テレビでもたくさん演歌以外の歌を聴いて感動を頂いていたので、またこうしてお仕事でお会い出来て本当に嬉しかったです♪

 

この日の島津亜矢さんの歌のラインナップの演歌はこの「北の漁場」一曲だけでした。
もちろん何を歌っても素晴らしいのですが、「北の漁場」のリハーサルが始まった途端、島津さんの演歌〜〜!!カッコいいーー!!と、居ても立っても居られず同じく島津さんファンのスタッフさんに駆け寄ってしまいました。。。

 

めーちゃーくーちゃーにー、カッコいいです。
痺れます、本当に。

 

で、アレンジもこちらは3コーラスフルだったので、同じことを3回繰り返すわけにはゆかず(私が飽きっぽいので…)、1〜3番全部違うアレンジとなっています。

 

この番組でしか聴けない「北の漁場」ですので、ぜひ聴いてもらえたら嬉しいです!

 

明日はハンカチを手元に用意して、テレビの前で待機したいと思います。。。

映画の感想

先日、好き嫌いについて書きましたが、そういえば好き嫌いをズバズバと言っていた人がいたなぁと思い出しました。

 

今日のブログは以下、映画の感想です。

 

フジコ・ヘミングの時間

 

以下ネタバレしていますので、観る予定の方はスルーでお願いします!

 

順を追うのは大変なので、覚えているところから箇条書きで…

 

・絵が上手いフジコさん
子供の頃の絵日記が要所要所で出てくるのですが、細かくて色遣いの素敵な絵。
フジコさんのお父様が画家なので、ばっちり血を受け継いでいますね。(ご本人にお父様の記憶はほとんどないそうですが…)
しかもお父様は日本でも活躍した広告デザイナーだつたのですが、娘の活躍死後ようやく日の目を浴びたというエピソードがエンディングに。
フジコさんは「天国にいるからね、会いたいです」と言っていました。

 

・愛ネコちゃんの名前が「ちょんちょん」
フジコさんはパリで3匹のネコと暮らしていましたが、そのうちの1匹のネコちゃんの名前が「ちょんちょん」で、呼ぶたびに可愛かった。
動物を愛するフジコさん。
こちらも「天国で会いたい」と言っていましたが、フジコさんのお祖父様、獣医さんだったので、やっぱり血を受け継いでるな〜と。

 

・物乞いに必ず寄付するフジコさん
映画の最初の方から時々パッと道端の物乞いにチップを渡すシーンが何度も出てくるので、パリで物乞いの姿を初めて見てショックを受けた自分としてはずっと気になるところだったのですが、フジコさんは必ずチップを渡しているとのこと。
「神様に試されてる」というような事を言ってました。
「天使が見てるから」だったかな?

 

・ワールドツアーにて、某国でA1サイズのミニグランドピアノを弾くフジコさん
なんだこりゃ、ありえん!と私も観ながら吹きそうになりましたが、ブエノスアイレスだったかな?
あまりコンサートの常識がないのかなんなのか、フジコさんほどのピアニストでもこんなハプニング(相手はハプニングだと思ってないだろうけど)があるんだなぁという驚きのシーン。
フジコさんもコンサート後のホテルで憤慨しつつタバコをふかしていましたが、こちらが常識だろって思うようなことも相手にとってはそうではなかったり、「本当に大事なところが届かない。聴く人が聴けば分かる。分からない人には全部同じに聴こえるんだろうからこれでよかったと思うんだろうけど」と言っていましたがまさにその通りで、音楽の現場ではしばしば起きてしまう事です。が、繰り返すようですが、フジコさんほどのキャリアのある方でもこんな目に合うこともあるんだと、ここは恐れ多くも勉強になりました。。。
マネージャーもつけない主義のフジコさんなので、いろいろなハプニングは受けて然りなところもあるのかも、、、ですが、あのA1サイズのピアノには目が点になりましたね〜〜…

 

・気の抜けた弾き方を実演するフジコさん
ツアー中も毎日4時間の練習を欠かさないフジコさん。
「今日はあなた(カメラマン)がいたからしっかりやったけど、気の抜けた練習のときもある」と言って、気が抜けたバッハのプレリュードを実演していたシーンが個人的には一番ウケました!
周りで笑ってる人がいなくて1人笑いをこらえましたが、中高時代に疲れて帰ってきて既に抜け殻になっている状態でピアノをさらう自分の姿に重なってしまったので(笑)

 

・絵描きとピアノ弾きは違う、と言うフジコさん
ピアノを弾くということは毎日毎日の訓練が必要だというお話。
「絵描きは途中で描くのをやめてまた再開出来るけど、ピアノは違う。1日サボって飲んだりしてたらすぐに弾けなくなる」
本当にその通り…。
絵描き=作曲(アレンジ)もそうだなと思って聞いてました。
演奏家の皆さんのように毎日何時間も訓練したり、本番前にメンタルのコントロールをする必要はないので、そういう面では同じ芸術でも全く違う日々を送っているかと。
書き手は違うところで禿げそうなくらい苦しみますが、演奏家の皆さんのような瞬間芸術に命をかけるような事はないので…
本当に尊敬です…演奏家の皆さま…!!

 

・海外や国内に沢山別宅があるフジコさん
思いがけずラフマニノフの生家が出てきました!
アメリカにも別宅があるフジコさんですが、
「あそこがラフマニノフの住んでた家」と言ってカメラでパチリ。
ライラック」や「プレリュード」を触りだけですが弾いているシーンが流れて嬉しかった♪
とにかく家が好きで、著名人が住んでいた家を見るのが好きと言っていたフジコさん。
「名前は残らなくていいから、私の家は残って欲しい」と言っていて、そんなこと1ミリも思ったことのない感性だったのでとても驚きました。
下北沢の別宅も出てきました。
「東京は景色がどんどん変わるから嫌い。下北沢も日本らしい小さいものがあるから良いのに。それに気づいてない。良いところに気づいてない」
と言っていました。

 

モーツァルトドビュッシーを弾くフジコさん
コンサートレパートリーとしてモーツァルトの「トルコ行進曲」とドビュッシーの「月の光」を弾いていましたが、あんなに重たいバージョンの2曲を聴いたのは初めて!(良くも悪くも)フジコさん流になっていたのはホントに凄いなぁ、と、フジコさんのリストやベートーヴェンを聴くよりもより強く年輪を感じました。
「月の光」は大学の時に結構真剣に分析しつつレッスンでもしっかりさらった覚えがあるので、もう一度弾いてみたくなりました。

 

・「好き」「嫌い」を口に出すフジコさん
映像で頻繁にフジコさんが「これが好き」「ヤシの木が沢山あって好き」「これは良くない」「嫌い」というつぶやきを聞きました。
フジコさんは歴史のあるアンティークな生地や家具が好きなことはその風貌から分かるほどですが、私も好き嫌いがはっきりしてるなぁと日頃から自分を客観視していて思っているので、なんでも口に出すフジコさんを見ていて面白かったです。
私も心の中で思うことを口に出したらこのくらい「好き」「嫌い」を何に対しても頻繁に言ってるだろうなー、と。。。

 

・「ゾッとしちゃった」が口ぐせのフジコさん
良いことも悪いことも「ゾッとしちゃったの」という言葉を何度も口にするフジコさん。
風貌も個性的ですが言葉の選び方も独特で、聞いていて飽きないです。全然関係ないけどフジコさんのラジオとかやってくれたら夢中になって聴く自信ある。

 

・子どもは反抗期があるけどネコにはない、というフジコさん
とにかく動物を愛するフジコさん。
結婚もせず子どももいないので、身寄りのない子を引き取りたいと言ったそうですが、1人ではダメだと。
それでネコや犬を飼うようになったそうです。
「人間の子どもは小さいうちは可愛いし幸せでしょ?でも大きくなると反抗期があって家を出て行っちゃう。でもネコは最後まで寄り添ってくれる」
とフジコさん。

 

・弟がキョーレツキャラな大月ウルフさん
そして最後に、フジコさんの弟、俳優の大月ウルフさん!
ウルフさんもフジコさんに負けないくらいの超個性的な面白いおじさんでしたが、ご自身が主催した京都でのフジコさんのコンサートのシーンはとても面白かったです。
始まる前にお客さんとコミュニケーションをとるウルフさん。ロビーにいたピアノを習っているという小学校高学年の男の子を見つけて、
「ピアノってのは(音楽ってのは、と言ってたかな?)男がやるもんなんだ!ショパンだって、リストだって作曲家はみーんな男だろ!女の作曲家なんていねーじゃねーか」
みたいな(笑)
いきなりそんなこと言われたって…と男の子もタジタジになっていたに違いない…
たしかに、小学生でも知っているくらい有名なクラシックの女流作曲家っていませんよね。

その時代に職業として成り立つのは男性作曲家だけだったのかも知れませんが、後世に名は残らなかったけど優れた女性作曲家は絶対にいたはずーー!!


そして最後にやっと、フジコさんの「ラ・カンパネラ」をエンディングまで聴けるのですが、ほぼドキュメンタリーな本編の最後なのでこれまたグッときました…!


フジコさんの人生(全然普通じゃない)、フジコさんとお母さんの関係(結構スゴい…)、ドキュメンタリーで垣間見れたフジコさんの長い人生には、やっぱりこの曲がピッタリなのね、と思う瞬間でした。

 

あと、めちゃくちゃ細かいことですが、新しいピアノを前にしてフジコさんが初めて出した音がA minorだったことに、
「ですよね〜、間違ってもmajorじゃ、ないんだよね〜」

と、たまたまかも知れませんが妙に頷いてしまいました。

 

超個性的、超個性派のピアニスト、フジコヘミング。
彼女の生き様がそのまま現れているかのような演奏は唯一無二の音楽であり、自分も今の年齢だからこのように受け止められているのだと思います。

 

これからもフジコさんの演奏、フジコさんの世界を垣間見ることが出来たら嬉しいなと思いました。