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張替夏子の音楽ブログ。

張替夏子の音楽活動中心のブログです。

いろいろと。

先日は番組の公開収録が行われ、拙作アレンジ曲はフェリスフラウエンコーアの皆さんによる「あなたに逢いたくて」、そして急遽、オアシスの皆さんへ「言葉にできない」の2曲を新曲として書かせていただきました。

 

両方とも女声コーラスでしたが、それぞれの個性、それぞれの良いところを形にしたいという想いでアレンジしました。

 

ところで、今回のコンサートでは番組の「公式ガイドブック」なるものが発売されまして、我々アレンジャー陣も顔出しで特集されております…顔出しで…

 

私はアレンジャーとしての仕事はこの番組の仕事が初めての現場なので、新人といえば確かに新人ですが、今までにも様々な仕事をしてきていますので。。。

まさかこの歳でメイクさんもつかずに顔出し仕事をすることになるとは〜!!(本音)

 

そんなアレンジャー座談会は大いに盛り上がりまして、誌面に載せてない(載せられない?)内容も次々と飛び出し、我々も普段なかなか全員で話すような機会はほとんどないので、思いがけずとても貴重な時間でした。

 

座談会で「どのようにアレンジをしていくか」と話になっていましたが、私の場合はまず構成を決めてからの方が音にした時に迷いが少なくて済みます。

 

旅に出る前に入念にプランを立てて旅に出るような感じです。(多分)

 

最近は1曲に時間をかけてアレンジすることが出来ないこともあり、しかし時間をかけたからと言って良いものが出来るわけでもなく。。。

 

そんなわけで最初に入念にプランを練って作業をするようになってからは、だいぶ短い時間で形に出来るようになってきています。

(とはいえ、私はアレンジャーさんたちの中で1番担当曲数を少なくしてもらっているので偉そうには言えませんが。。。自分比のハナシです)

 

以下最近考えていること。

 

アレンジは作曲と違い、真っ白なところから始まるわけではなく、原曲があってのスタートなので、どう調理するかということがアレンジャーの仕事であり役目だと思っています。

言葉を変えれば「アレンジャーがする仕事」だと思っています。

 

もちろんそこには番組制作をしているスタッフの皆さんの想いも取り入れて、形に出来るように心がけています。

他のアレンジャーさんたちも皆同じです。

 

ハッキリと「原曲通りに書いて」と言われない限り、自分なりのその曲に対する想い、この曲を形にする演奏者に対する想い、番組を良いものにしようと制作しているスタッフの皆さんに対する想い、そして演奏を聴いて下さる沢山の方々への想いを無視して作ることは私にはできません。

 

この番組のアレンジだけに限らず、個人で受けている仕事でも同じです。

 

むしろ、その想いがあるからこそ、アレンジをするエネルギーになっています。

 

苦しいことや不自由なことがあるおかげで、自分が何を大事にしているのか気づくことが出来る。

 

目を閉じて音を聴くこと。

音の本質を聴ける耳を持つこと。

 

これからもそういう感覚を大事にしていきたいと思っています。

 

なんか久しぶりにブログ書きたい!というきもちになったので、面白いことを言おうと思ったのですが、結局真面目なハナシに…

 

あ、番組の公式ガイドブックのプロフィールにも書いてありますが、野鳥を写真に撮ることに急にハマってます!

 

今までに、カワセミアオサギマガモカルガモバン、カワウ、シジュウカラヒヨドリムクドリオナガメジロカワラヒワホオジロゴイサギ、そしてチュン太郎(スズメ)などなどを撮って、観察しています。

 

鳥は色や形は好きですが、触れ合うことは出来ません。

写真に収めて観察するのが好きです。

ので、近くに来られると怖くて逃げ回ってます。。。

 

以上プロフィール趣味補足。

 

では、ひとまず月末の締め切りと来月頭の締め切りを守れるように頑張りましょう…。

 

締め切りを守ることも、アレンジャーの仕事のひとつです…(と、あえてプレッシャー)

今日の放送と前回のコラボアレンジ。

先ほどの放送では、サンシャインシンガーズの皆さんによる「女心の唄」と、杜の音シンガーズの皆さんによる「涙くんさよなら」が放送されました。

 

「女心の唄」のほうは、1節が短いですがなんと6番まであったので、最初に全体として2節で1番という大まかなプランを立ててから書き始めました。

詞の内容もほとんど女言葉だったので、中間部でソロを入れながらハーモニーも遊び、男声パートにはほぼ全体を通して裏方を徹してもらいつつ、最後の最後で全員の大合唱、という流れになりました。

 

「涙くんさよなら」は、世代が分かる話ですが、私の中では「天までとどけ」シリーズの主題歌として定着していました。

今回の発注でほとんど初めて坂本九さんの原曲を聴いてビックリした斬新なコードを2番に使って、雰囲気を変えてみました。

 

インタビューでお話しされていたソロを歌って下さった皆さんがとても素敵な歌声だったので、ソロの設定をして良かったなぁと現場で聴きながら思いましたが、先ほどの放送で聴いてもとても素敵でした〜♪

 

元気な、というよりはしっとりまとめてみた「涙くんさよなら」でしたが、私の中では杜の音さんというと、とにかく豊かなハーモニーの美しさを現場で堪能したくてアレンジをしているので、自然とこういうことになります。。。

 

番組に携わり始めた初期の頃は本当に好き勝手書きまくっていましたが、もう今年で3年目に突入。

ときどき、「あまり原曲から離れたアレンジをしないで欲しい」と言われることもあるので、この頃はその曲が流れていた当時のことを調べたり、どんなふうに世の中に浸透していった曲なのかを自分なりに調べたりして、原曲から離れたアレンジでも大丈夫か、それとも原曲通りに書いて、聴いている方々が一緒に歌ったり出来た方が良い曲なのか、など考えるようになりました。

 

でも、どちらかというといざアレンジ作業に取り組むと、自分なりのアレンジが強く出てしまうことが多いので、「原曲テイストを残す部分」と「オリジナルアレンジにする部分」を半々で書くスタイルで落ち着きそうです。

 

原曲通りのアレンジにして後で「やっぱりこうしたかった…」と後悔することもあったりして、そういう思いが残ることが日頃からとても嫌なので、めんどくさい性格のアレンジャーですが、自分なりに折り合いをつけながら書いています。

 

そして前回。

ささきいさおさんコラボで「西銀座駅前」をアレンジしました。

めずらしいくらい渋い曲のアレンジで、多分初「ワワワワ〜」や「パパパパ」のコーラスを使ってみました。

 

特に決まりではないのですが、ゲストさんアレンジのときはなるべく原曲に忠実なアレンジをしているので、今回の「西銀座駅前」もそのようにしていたのですが、、、

 

3番に突入したとき、「榎本先生が弾いて下さるし…、Jスコラーズの皆さんが歌ってくれて、ささきいさおさん…」と悶々としてしまって、リテイク覚悟で3番だけ、自分の書きたいようにアレンジしました!

 

本番までの間、どこからもリテイクの声が上がらなかったので(多分…)、そのまま演奏して頂く事が出来て個人的にはとても大満足の1曲となりました☆

有り難かったです!!

 

 

ところで、先日5月のコンサートの発注があり、今回は1曲入魂!

新曲のアレンジ、書かせて頂きました。

内容は当日のお楽しみということで、、、

 

 

来月も早々に締め切りや収録もありますので、まだまだのんびりとはいきませんが、放送はしばらくの間お休みのようです。

 

桜が満開になる日を楽しみに、コツコツとアレンジ作業頑張ります☆

明日の2時間スペシャル、フライング解説。

明日の2時間スペシャルの拙作アレンジは、

杜の音シンガーズの皆さんによる「北の宿から」、アンサンブルオアシスの皆さんによる「アマン」、Jスコラーズの皆さんによる「思案橋ブルース」の3曲です。

 

どれも雰囲気の全く違う3曲で歌う団体もそれぞれに違うので、放送で聴くとどんな感じに聴こえて来るのか楽しみです。

 

「北の宿から」は小さい頃から聴いていた名曲中の名曲。

(両親が演歌好きなもので…)
ここぞとばかりに私なりの「杜の音版北の宿からアレンジ」をさせて頂きました!

 

こういう雰囲気の演歌が特に大好きなので、収録当日、あまりにも素敵に弾いてくださっているピアニストさんに、

「大変申し訳ないのですが、この部分だけ、ペダルが濁るのが嫌でなければ、ヤケ酒みたいに弾いて頂けますか?」

とか無茶な注文を言ってしまいました(^^;;
イメージを伝えるのはなかなか難しいですね。。。

ヤケ酒って…

 

余談ですが私はアルコールを一滴も受け付けない体なので(気を失って救急車騒ぎになります…)ヤケ酒なんて出来たもんじゃないのですが、思い入れがある曲は特に主人公のことを想いながらアレンジしているので、

「ひとりで涙歌を歌うなんて、かわいそうすぎる〜〜!」

と悶えたり、

「死んでもいいですか、なんて女の人に言わせるなんて〜!!」

と怒ったり悔しがったり、また悲しい曲をアレンジするときはひとりで思わず泣いてしまったり(初期の頃の「翳りゆく部屋」のアレンジしていたときはしばらく譜面を見返すたびに泣いていました…。「22才の別れ」も泣いた。「古城」もいろいろと思うところがあって泣きながら仕上げてたな〜…)、面白い歌詞のアレンジのときは笑いながらツッコミ入れたりしてアレンジ作業をしています。

 

もう「鶴の恩返し」並みに、作業している姿は見られたくないです。(笑)

 

というくらい、思い入れたっぷりのアレンジとなった「北の宿から」を、杜の音の皆さんが非常に素晴らしい演奏で形にして下さってます♪


そして、アンサンブルオアシスの「アマン」ですが、こちらは男女のデュエット曲なのです。
それを女声のみで、ということだったので、
「はて…、どうしたものかな…?」
と、普段割と歌詞の内容重視でアレンジしているもので、今回ばかりは書き始める前にプロデューサーさんにどういった方向性で書き進めたら良いかを伺いつつ形にしました。

 

収録当日、女声のみの「アマン」を聴いて、書いたワタクシも、「おお〜〜〜!」と思うくらい、オアシスの皆さんの雰囲気ぴったりの演奏になっておりました〜♪


明日はぜひ、アンサンブルオアシスの見目麗しい女性陣と一緒にデュエットしている感じでお聞きください☆

 

そしてそして、「思案橋ブルース」。

こちらを書いている時期、やたらと「ブルースもの」のアレンジが続いていて、「あ、これもブルース。あら、これも同じようなコード進行なんだわ〜…ふーん、なるほどね〜…」(←なんか企んでいる)というくらい、ブルースものを続けて書いていました。

 

ですので…
演奏して下さるのは榎本先生率いるJスコラーズの皆さんですので…

 

原曲テイストを残しつつも、Jスコラーズの皆さんに喜んで頂けるようなアレンジをさせて頂きました!

特にテノール、男声パートが難しくもおいしいオブリガードをとても美しく歌って下さっていますので、注目して聴いて頂けたら嬉しいです☆


以上、フライング曲解説でした!


明日はアレンジで引きこもり予定ですが、放送時間までにはひと段落させてゆっくり拝聴したいと思います〜♪

恩師ご退任記念コンサート

昨日は大学時代の作曲の恩師、三瀬和朗先生のご退任記念コンサートへ行ってきました。

 

まず、会場となる大学構内へ。

すると6年間を過ごした学び舎が取り壊しのカバーに覆われ、新校舎が出来上がっていたのを見て…(*_*)ガーーン…

 

中高6年間を過ごした懐かしの学び舎はとっくに無くなってますが、更に大学まで無くなってしまうとは…!

 

結構ショックな光景でした。。。

 

ですが、両校の校舎の思い出は心の茶ダンスに閉まっておくことにして、その新校舎の「333」にて、これがこの学校の凄いところなんだよなぁ…と唸ってしまうような、若い演奏家の皆さんの才能をビシビシと感じたコンサートを聴かせて頂きました…。

 

(フルートソロの新作で約1分近く、循環呼吸奏法で超高速スケールを吹き続ける曲なんて初めて聴いた…(*_*)
度肝抜かれました…!!)

 

その後の懇親会では様々な世代の三瀬先生と関わった方々が大勢集まり、とても賑やかで楽しい時間を過ごしました。

 

先生が私たちのテーブルに来て下さった時、どうも手にしているグラスの中身が気になり、

 

「先生、それ何飲んでるんですか?」

 

と伺ったら(音楽と関係ない話を始める生徒…)

 

「これ?レモンサワー赤ワイン割り」

 

とニコニコで教えてくれました(^_^)

 

(その後、三瀬先生の師匠の石桁真礼生先生とのお酒にまつわるレアな思い出話も聞けました♪)

 

その後は、先ほどのコンサートで演奏されていた先生の作品について、いろいろと気になったことをお伺いして制作秘話を聞かせて頂きました。

 

そのお話を聞いていても、やはり作品作りには演奏者の存在というのがとても大きくて、書き手にインスピレーションを与えるような演奏家との出会いは貴重なんだなぁと思いました…。

 

ここのところ連日、懐かしい先生方や学び舎を共にした音楽家の皆さんとお会いして、素晴らしい演奏に触れて、今はとても清々しい気持ちです。

 

学校から離れて音楽を仕事としていると、今まで自分が培ってきた信念や価値観を疑ってしまうようなことに出くわして、ついネガティブ思考になってしまうこともありますが、ここで学び、沢山の刺激的な経験を共有した皆は今も学校に携わりながら真っ直ぐに音楽と向き合い、音楽教育と向き合い、日々変わらない情熱を持って「音楽」をしています。

 

その空気感に今、触れることが出来て感謝。

 

仕事に疲れたら、仕事に迷いが出たら、学び舎の空気を吸いに行くのが自分には良いのかも…。
(学び舎自体は新築の香りプンプンですが)

 

なんといっても、私にとって桐朋学園は2浪してまでも入りたかった才能溢れる若者が集まる憧れの場所。


学校を離れて約15年(怖っ…)が経っても、全然変わってなかった…!

活力たっぷり、頂きました〜〜〜(`_´)ゞ♪♪

絶対に、間に合わない。

と言っていたのです。
いつものアレンジの発注がきたとき。

 

というのも、もう少し締め切りが後だと思っていたので、予定を入れてしまったのです。

 

その予定というのは、大学時代の作曲の恩師がご退官することとなり、門下一同集まってのパーティーや、ご退官記念演奏会などがあり、大学時代(卒業してからも…)大変なご心配とご苦労をおかけした門下生でしたので、何があっても駆けつけたい、恩師の一生に一度のお祝いの場にいたい!と切に思いまして。。。

 

というわけで絶対に締切日に間に合わない、と言っていたのですが、空き時間にちょこちょこと作業をしていたら、締切日前日の今日の午前中にトントン拍子に進んでしまって間に合ってしまいました。

塵も積もれば山となる…。とは違うか。


自分でも不思議です。

なんで終わったんだろ。。。

寝ている間に誰か書いてくれた…??

 

いや、間に合ったので良いことなんですけど。


自分で自分の読みが外れたという点では、予定は未定なので、「絶対に」ということはないのですよね…。

 

アレンジや作曲の仕事の怖いところです…。

なぜなら、逆も然りですから…!!(震)

 

 

ところで、前回の放送にて、ハルモニアアンサンブルの女声による「はじめての出来事」が放送されました♪

 

このアレンジ、私自身もとても楽しく書きました!

 

ハルモニアさんというと、今までシリアスな原曲を担当することが多かったので、今年からはこういう軽めで可愛い曲もたくさん担当していきたいなーと思っています。

 

2017年イメチェン計画です。

 


以下バレエピアノの話も。

 

先ほど書いた作曲門下の会がきっかけで、だいーーーぶ下の同門の若い後輩ですがバレエピアノを仕事にしている子たちと出会いました。

 

バレエピアノという仕事はなかなか同業者で集まることのない仕事なので、まだ始めたばかりの頃、相談に乗ってくれるような先輩は私にはいなかったし、クラスではピアニストは1人なので、何か問題を抱えたときに音楽的な質問が出来る人がいません。

 

少なくとも私は最初の頃、どんな役目を果たしたら良いのか分からないままレッスンピアノを弾いていました。。。

 

自分の話ですが、まだバレエピアニストの仕事が始まって間もない頃に、比較的有名なところの仕事が決まり、担当したクラスが終わると、外に先輩ピアニストさんが待ち構えていて、そのままピアノのある部屋に連れていかれ、今終わったばかりのレッスンのダメ出しを延々されました。

 

そんなことがあるとは知らず、最初は驚きつつも知らないことを教えてもらったりして有り難かったのですが、だんだん何が大事なことなのかが分からなくなっていき、しかも毎回のようにレッスンが終わるとその方が待ち受けていたので今日もいるのかと思うと精神的に怖くなってしまい、レッスンでも良いパフォーマンスが出来なくなってしまったので、半年と続かずその現場のお仕事は辞めてしまいました。

 

バレエピアニストの仕事場環境は本当にそれぞれに全く違うものなので、最初に感じたマイナスの気持ちなどが払拭されないと、だんだんと辛くなってしまって続かないお仕事だと思うのです。

 

現場に音楽家がたった1人だからこそ、自分のやっていることがあっているのが間違っているのかすら判断出来ません。

 

私の場合は一番の転機となったのは4年前の講習会での厳しいレッスンでしたが、その頃はもう既に学生時代にそれなりに培った知識やレパートリーがあったので、その対策をするための行動を起こしましたが(それでもダメだったら本気で辞めようと思っていた。)たぶん初期の頃に同じようなことがあったら、自信をなくして辞めていたと思います。

 

今回のタイミングで出会った母校の同門、作曲科卒という共通点がある若いバレエピアニストさんたちに、私が日頃思っていることや、長年続けてきて自分なりにバレエピアニストについて思うこと、また失敗に対して過剰に落ち込むのではなく、反省しながらも次に繋げていかれるように、具体的なお話が近々出来たらと思っています。

明日の放送フライングといろいろ。

明日の放送では先日亡くなった作曲家、船村徹さんの曲が多く流れます。

 

拙作アレンジはアンサンブルオアシス&アクアの皆さんによる「王将」、「さだめ川」。
オアシス単独で「哀愁波止場」の3曲の予定です。

 

この3曲、それぞれに違う雰囲気の曲ですが、全て船村徹さんの作品です。。。


特に「王将」は自分の両親が大好きな歌なので、親孝行を兼ねてアレンジさせて頂きました。

母が船村徹さんの作品が好きなので、今回の訃報、とても残念そうにしています。。。

こどもの頃、誰もいない狭い畳の部屋で1人で「王将」を熱唱してたらしいです…

母談…なにその思い出……

 

前回オアシス&アクアの収録のときには、オアシス単独でのアレンジだったのですが、アクアの皆さんの美声と迫力に現場で圧倒されてしまい、もし次があったら混声で書きたい〜!と思っていたので、念願が叶って嬉しかったです。

各曲ソロも多く入れました。
合唱としてのハーモニーの美しさはもちろん、ソロの素晴らしい歌声も堪能して頂けると思います♪

 


話は変わりますが、番組ホームページにも発表がありましたが、今年も5月に公開収録が決まりました!

お客様のいる公開収録ならではの熱演に今年も期待大☆

今から楽しみです!

(アレンジャー陣も、今年も参加出来ますように〜〜!!!)


またも話は変わりますが、先日収録現場でJスコラーズの男性陣の皆さんとお話しする機会がありました。

というのも、ゲストさんとのコラボ収録が終わり、女性陣がコラボの衣装からカラードレスに衣装チェンジする間、衣装替えがない男性陣が休憩していたのです。

 

「自分はまだ学生なんですが…」と自己紹介してくれたメンバーさんが「ハリガエさんのアレンジ、いつも楽しみにしています」とお声かけしてくれたのがきっかけで、次々と皆さんが拙作アレンジについての感想を届けてくれました。

 

私の音の好みや展開の仕方(ちゃんと分析してくれていて感激でした!)、譜面に託したいろいろなことを、こちらが何も言わなくてもとても良く分かってくれていて、

 

「こういうところが歌っていて気持ちが入ります」

 

「ここのテノール、おいしいフレーズですよね!」

 

と譜面を見ながら伝えて下さって、アレンジャー冥利に尽きる、感謝感激のひとときでした。

 

普段、指揮者の方やピアニストさんとお話しする時間はあっても、合唱のメンバーさんたちとお話しするチャンスはあまりないので、こうして直に感想をもらうことが出来て本当に嬉しかったです…☆

 

今後もどんなに厳しいスケジュールだとしても、演奏して下さる皆さんに少しでも何かを感じてもらえるようなアレンジを心がけていきたいと思いました。

 

あと、その歓談タイムで私が個人的に嬉しかったこと。
それは、「手書きの譜面が演奏者に与える影響」についてでした。

 

私は譜面を自分の手で書く、単純に音符を手書きするという作業込みで作曲をする事が好きなのですが、その原点になったのは一番最初に作曲を教えてくださった故寺島尚彦先生の影響が大きいです。

 

先生は、楽譜は作曲者から演奏者に送るお手紙だから、思いやりを持って書かないとだめだよ、と幼い私に教えてくれました。

 

それから何十年経ってもその教えはずっと私の心の中にあるので、最終的な見直しのときには、もし私がテノールパートのひとりだったら、ここは休みじゃなくて歌いたいと思うかな。。。とか、もし私がアルトだったら、ここの跳躍はちょっと気になるかなぁ…??と、自分がその人その人の立場になって全体を見直しています。

 

そして手書きの譜面がどんなふうに演奏者のところへ届いているのか、ということを直に聞かせてもらうことが出来て嬉しかったのと同時に、やはり師匠の教えは素晴らしいものだったと再確認した次第です。

 

が、全てにおいて手書きが良いと言っているのではありません。
特に仕事となれば当たり前のように要求されるのは「時短」ですし、そのためにはパソコンでの浄書が当たり前なのは承知です。

 

インペクとして関わっていた録音スタジオでのお仕事は、その日に写譜屋さんから譜面が届き、ミュージシャンの皆さんはほぼ初見で演奏。そしてミュージシャンの方々が譜面を持ち帰ることはありません。

(私が5年間関わった数々のお仕事現場では、一度もなかったです)

 

ですが、この番組の場合は通常約2〜3週間の練習期間があり、本番が終わっても演奏者の皆さんが楽譜を持ち帰っています。

(回収処分しているとは聞いたことがないですが〜…、どうなんだろ、、、。聞かないでおこう。)

 

演奏者の皆さんの元に楽譜がある期間が、録音スタジオの仕事と比べたら確実に長いのです。

 

そういう意味でも、時間をかけて練習を重ねて本番の収録に臨む皆さんに、私も時間をかけて書いた手書きの譜面をお渡ししたい、と強く、改めて感じた収録日でした。

 

それでは、余談が長くなりましたが、明日の放送をどうぞお楽しみに☆

2月7日2時間スペシャル感想と、「雪の降る街を」解説。

昨日の2時間スペシャルはどれもこれも名演奏、名アレンジで大満足の2時間でした!

 

僭越ながら、アレンジャーの目線での以下感想です。。。

 

初の試みだったJスコラーズの榎本先生がハルモニアアンサンブルのためにアレンジした「竹田の子守唄」。

幻想的で繊細な音使いが大変美しいハーモニーにピッタリと合っていて、収録現場でも心底感動しながら聴いていました。

 

また現場でスコアも見せて頂き、混声合唱における効果的な配置や、響かせ方を(勝手に)学ばせて頂きました。

 

余談ですが、日頃からJスコラーズのメンバーさんたちは榎本先生をお父さんのように慕っているんだなーと思う場面があったりして、微笑ましく思っているのですが、このアレンジの件がメンバーさんたちに分かった時、嫉妬しちゃってね、と榎本先生談。。。

 

私たちの先生なのに〜!!といったところでしょうか。。。?

なんて可愛らしい〜!!

ファミリーのような絆の深いJスコラーズの皆さん、ますます個人的にファンになってしまいました…☆

 

そして、番組アレンジャー田尻氏による「民謡メドレー」。

この曲に関しては打ち合わせでいろいろとあり、、、(割愛)。

田尻さんが書くことが決まったのですが、収録当日、あまりにも斬新な「民謡メドレー」だったのでビックリ!&大興奮してしまい、思わず録音してしばらく聴いて楽しんでしまいました。。。

 

テクノかダンスミュージックか、というようなリズムと(全然違ってたらすみません田尻さん)、民謡の融合なんてどうやったら思いつき、更に音楽として成立させられるのか、ワタクシには1ミリも分かりません…!

本当に凄いものを書くアレンジャーさんが同じ現場にいるんだなぁ〜と胸熱になりました…☆

 

更に「最近、北海道づいてるんですよー」と言っていたアレンジャー萩原氏による北海道シリーズ(勝手に命名)、「霧の摩周湖」と「小樽の人よ」の美しくも個性的なアレンジ。

いつも本当にさりげなく「はるこさんカラー」が散りばめられているアレンジに、最近では安心感すら覚えております。

はるこさんにしか使えない音の使い方があるのです。

本人に言ってみたところ、あまり自覚していないようでしたが、私はいつもその部分が好きで、勝手に「キタキタ〜〜!」と思っています♪

 

そして毎回そのセンスの良さにアレンジャー陣も興奮気味な佐々木氏による「津軽恋女」と、私が好きな1曲、「長崎から船に乗って」、そして特に素敵なアレンジだった「六本木ララバイ」。

彼女の素晴らしいところは、原曲の良さをなくさずに合唱にしたときにとても効果的なアレンジが出来ているところ。

これは恐らくセンスの問題だと思いますが、それが遺憾なく発揮されているなぁと感じるのがえりちゃんアレンジのメドレーもの。

(「メドレーの女王」と勝手に呼んでいます。)

「しつこくなく、あつかましくなく、派手なわけでもないけれどとにかく素敵」という、真似しようにも出来ない素敵なセンスが彼女の武器だと思っています☆

 

そしてそして、番組アレンジャーのリーダーである(本人はそのつもりがないらしいですがみんな頼りにしてます)井上氏。

どんなに忙しくても、どんなにギリギリな状態でも、アレンジに影響が出ることがなく、常に高い質でアレンジを提供出来るということには元専門コースの卒業生によるアンサンブルメンバーの大先輩であるワタクシが言うのもなんですが、職人としてホントに凄いなと。。。

(毎回言ってますがこれは本当に凄いことです。ブレない、というのがいかに難しいことであるか。私なんて感情が激しすぎて常にブレブレです…)

 

そのアンサンブルのクラスで一番小さくてみんなの影に隠れていた頃のいっぺいくんの面影は今はもう微塵もありません。

(いっぺいくん、なんてもう呼べませんっ)

今では立派な現場の先輩です。

 

昨日は「鎌倉物語」の綺麗なハーモニーの配置と、井上氏の十八番になっている関連ある別楽曲とのコラボが光っていました。

この十八番、スタッフさんたちもお気に入りのようで、今回は何がコラボしているのかと楽しみにしている方もいたりします♪

 

以上、アレンジャー目線の感想でした。

 

***

 

話は変わりまして。

前回の放送時はちょうど締め切り前で落ち着かず、何のコメントも出来なかった杜の音シンガーズの皆さんによる「雪の降る街を」の解説です。

 

この曲がアレンジ候補にあがっているのを見て、「あ、これエスパー魔美のお父さんとお母さんの馴れ初めの歌だ」と思って手がけることにしました。

(「ドラえもん」や「キテレツ大百科」よりも「パーマン」「エスパー魔美」派です。どうでもいい情報。)

 

1番から3番まで、特に注目したのが後半部分のメジャーコードになる部分。

「果たしてここを、素直にメジャーコードにしても良いものなのだろうか」

と、疑問をもちまして、自分なりの解釈で本当に必要だと自分が感じる音(響き)とは、なんだろう?としばらく鍵盤に向かい、技術的にも大変信頼している杜の音さんだということをふまえ、そのメジャーになる部分には変化をつけることを決めました。

 

さらに、そこから発生する間奏部分の持つ意味、これが重要な要素となって次へ次へと雰囲気を変えていくような流れにしてみよう。と思いました。

 

それに伴ってテンポも一定ではなく徐々に速く、自然と劇的になっていくような流れになりました。

 

歌詞との関連はありませんが、降り始めた雪がだんだん吹雪いていくようなイメージです。

 

当日の演奏を聴いて、プランがちゃんと違和感なく当てはまって、私が書いたものよりも更にグッとくるような素晴らしい演奏で杜の音シンガーズの皆さんが形にして下さり、非常に感動しました…!

 

名曲中の名曲をアレンジする場合、原曲通りのアレンジをするべきか、名曲だからこそ、この番組でしか、その団体でしか聴けないアレンジをするべきなのかいつも悩むところですが、この「雪の降る街を」のアレンジに関しては「杜の音シンガーズ版」として形にさせてもらいました。

 

解説は以上です。

 

ちなみに昨日は放送前ギリギリで納品完了しました。

が、また今週中にも次回分の発注があるとの連絡が。。。

 

しばらくアレンジに追われる日々になりそうですが、うまく息抜きしながら楽しんでアレンジ作業したいと思っています。